2014年01月09日

やしきたかじん、忘れません

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やしきたかじんさんの訃報に、大阪の街は涙雨に濡れた。
露出の少ない関東とは温度差があるだろうけど、関西人にとっては特別な存在だった。
大阪の灯がひとつ消えたと思った。

僕はとくにファンだとかCDを買っていたわけでもなく、週に一回「そこまで言って委員会」を観るぐらいだったけど、それでも追悼で繰り返し流れる熱唱と関係者のコメントを聞く度にこみ上げるものがあり、涙で潤んでしまった。

自分でも芸能人相手にこんなに悲しみの感情が湧くとは思ってなかったのでちょっと驚いている。
別に面識があったわけでも直接世話になったわけでもない。ただの一般視聴者にすぎないのだけど。

それでも、明日からはたかじんのいないテレビ、たかじんのいない大阪なんだと思うと、何かがスッポリ抜けたような言いようのない喪失感がある。

なんなんだろうなぁ。やっぱり人間としての魅力。
テレビでしか人となりは知らないけれど、歯に衣着せぬ物言い、噺家顔負けのオモロイ喋り、豪放磊落な武勇伝の数々。普段のガナリからは想像もできない澄んだ歌声。
いつも本音で生きているのが伝わってきた。

あのように生きたいと思うけれど、なかなか真似のできない生き様。
みな、そこに憧れていたんだと思う。



同時に、将来性のある人材を見出しては世に送り出したり、苦境に陥っているタレントの再出発を手助けしたり、とにかく面倒見が良かったようだ。
他人に与え続けた人なんだなぁと改めて思う。

表面的には立派な知識人ぶったり紳士ヅラしている人っていっぱいいるじゃない?
それに比べればたかじんは”悪童”と言ってもいい。酒・タバコ・女・夜遊び、暴れまくり。

でも他人に対して、その人の人生に影響を与えるほど本気で濃く付き合ってた。
だから療養中でも番組スタッフは「やしきたかじん様」と書いた控え室をちゃんと用意して、電気も点けて、弁当まで差し入れて、帰りを待ち続けてくれたんだろうな。本気で慕われてたんだろうな。

人としてどう生きるべきか、教えられるような気がする。

もちろん自分と接点があり得るはずもないが、一度でいいから飲みに連れ回されて、説教食らってみたかったなぁと思う。

たかじん、あなたは大阪の永久欠番です。
「やっぱ好きやねん、あんたよう忘れられん」です。
posted by マジシャンローズ at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々雑感
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